3月8日・9日
3月8日
今日明日を労働の日とする。
昨年の夏頃から6、7時間程待機すれば時々大金が手に入る仕事に就いているのだが、ここにも疫病騒ぎは波及しているようだ。今までお金なんか使った分稼いだらエエねんというスタンスで生きてきたがこの調子だとそれも厳しい。月給制の浸透した世の中で(貰えるかどうかわからない)日払いの給料をあてにした生活は少し辛いものがある。
3月9日
昨日とは別の場所での労働。床に落ちたパチンコの玉を拾い集めたり玉の詰まったパチンコの台を叩いてなおしたりする作業に従事する。お客様の年齢層が高いのでよくあることなのだが、そのうちの1人から「ジジイがオシッコ漏らした!」とタレコミがあった。要らないタオルとゴム手袋と消毒液を持って現場に駆けつけるも、それらしい痕跡は見当たらない。
「お待たせいたしました。何処でしょうか」
「ここやここ!ビシャビシャやろ!」
床は乾いていた。不審に思いつつも取り敢えず指摘された場所を拭いたところ、満足そうにされていたので解決とする。その後別のお客様に「ジジイがオシッコ漏らしよったやろ!ズボンまで染みとったわ!」と声をかけられたが、店内にそんな人は居なかった。幻覚だろうか。立地が立地なので、特殊なハーブのようなものが流行っていたとしても別段驚かない。
その後、手持ち無沙汰になりマグロのごとくホール内を周遊していたところ、お客様に自作のカセットテープと電話番号を渡される。(写真)
一般人がこんなにおもしろくて良いわけがない。
此処での労働も残すところ数回だが、特にこれといった未練はない。
勘弁してくれ。